歯を失ってしまった時にインプラントを選ぶ理由
2022.05.16歯を失ってしまった時の最良の選択とは
残念ながら歯を失ってしまった時、その後の治療はどうしますか?
「歯科医師にお任せ」では自分の考えや結果と結びつかない場合も十分にあり得ます。
しかしながら、自分で最良な選択をするのはとても難しいものです。
ここでは、歯科医師と相談する際に参考になるよう、インプラントについて解説していきます。
歯医者で抜歯と言われた場合、最初に考えるべきこととは
抜歯になるケースとして挙げられるのは、
- 重度の虫歯
- 重度の歯周病
- 歯の根が折れている
- 歯の根の先に膿が溜まっている
など、歯を残して置くことにより更に病気が悪化するといった理由があります。
また、親知らずや矯正のように、抜いた方がその後、患者様のためになるという理由で抜歯をお勧めする場合もございます。
それらを踏まえ、抜歯の説明には納得されましたか?
まずは、なぜ抜歯が必要なのか、十分に理解しましょう。
もしも痛み等がなく、まだ抜歯をしたくないなどとお考えであれば、どのくらいまで置いておけるのか、歯科医師と相談してみるのも一つの手段だと思います。
ですがその場合、時間が経つほど病気が進行したり、他の歯にも影響が出るといったリスクも考えなければなりません。
抜歯のタイミングも決めておくといいでしょう。
次に、歯を抜いた後の治療として、当院としてはインプラントがあります。
インプラントにはもちろん、メリットだけではなくデメリットもあるので、患者様の症状や状況に応じた適切なインプラント治療の説明を受ける必要があります。
Point.1 抜歯の理由と抜かないリスクの理解をする
Point.2 歯を抜くタイミングを見極める
Point.3 歯を抜いた後のリスクや、インプラントのメリット・デメリットを理解する
Point.4 将来的な治療効果など多方面から考慮する
残念ながら歯を失ってしまった時のインプラントとその基準
治療費‥‥‥‥‥‥‥自費治療(1本40〜50万円程度)
治療期間‥‥‥‥‥‥最短で3〜6ヶ月
通院回数‥‥‥‥‥‥10回前後
主な処置内容‥‥‥‥インプラントの埋入手術(局所麻酔)
違和感‥‥‥‥‥‥‥なし
噛み心地‥‥‥‥‥‥よく噛める
他の歯への影響‥‥‥なし
インプラントの向き・不向き
インプラントが向いてるケース
- しっかり噛めるようになりたい
- 見た目も自然な歯に治したい
- 将来的に歯科治療を減らしたい
- 入れ歯にしたくない
インプラントができないケース
- 歯が成長中のお子さま
- 血液疾患をお持ちの方
- 顎の骨が極度に痩せていてインプラントを埋める厚みがない方
- 糖尿病や高血圧症が手術に耐えられないレベルの方
インプラント治療で考えられるデメリット
- 保険適応がなく、すべて自費治療である
- インプラントと骨が結合しない場合がある
インプラントはブリッジや入れ歯と比較すると、治療も高額になり、手術による負担も大きいですが、治療後は違和感もなくしっかり噛めて、他の自分の歯を痛めずに健康を守るという非常に大きな効果がある治療です。
条件がクリアできるのであれば、歯科医師として一番お勧めの治療法となります。しかし、患者様によって治療に望む効果や生活環境などが違ってくるので、患者様ご自身でよく検討し、歯科医師と相談していただきたいと思います。