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インプラントはどのくらい持つのか

2022.05.18

インプラントが機能する期間は?

インプラント治療を検討されている方の多くが、「インプラントはどのくらい持つんだろう?」と疑問を持つはずです。高額な治療でも、長期間快適に過ごせるならコストパフォーマンスはいいですよね。しかし、そうでなければ・・・

答えから言いますと、これは個人差があります。ですので一概に“◯年持ちます”とは言いきることができません。

インプラント治療が現在のような形になり世界的に普及したのは、1965年の臨床治療が始まりです。

現在の形とは、チタン製のスクリュー型インプラントを指します。

それ以前は材質も形状も様々なものが開発され試されてきました。しかし、長期間の使用に耐えられる安全なものとは言い難いものでした。

現在のチタン製スクリュー型インプラントは、体によく馴染み、骨との結合も良く、丈夫で軽いなど、医療用具として非常に優れています。
1965年に患者さんに行われたインプラント治療は、後にその患者さんが亡くなるまでの約40年間、機能し続けました。
このように、長期間安定して機能し続けることも現在のインプラントの優れた特徴です。

インプラントが長期間機能する条件とは?

インプラント治療を多く手掛けてきて、実に多くの方がインプラントを長期間使用されています。
中には骨とうまく結合しなかったなどという例も見聞きしますが、やはり、長期間機能させるにはいくつかの条件があります。
例えば、次のようなものです。

☑️ 正確な診断と治療計画、及び計画通りの埋入が行われていること

☑️ 骨の代謝に以上がないこと

☑️ お口の清掃状態が良いこと

☑️ インプラントに強い力をかける癖がないこと(硬いものを好む、歯ぎしり、食いしばりなど)

☑️ 人工歯のすり減りや欠けなどの異常に早期に気づき対処すること

などです。こうした条件を見ると、大きく分けて、

① インプラント手術を行う術者の技術力
② 患者様の体質
③ 治療後のメンテナンスへの取り組み方

が、インプラントを長持ちさせる要件と言えそうです。

インプラントをより長持ちさせるために

上記の要件を考えれば、インプラント治療に取り組む際に気をつける点が見えてきます。

インプラント治療の術者の技術力

インプラント治療の術者の技術力については、インプラント治療の経験が豊富な歯科医師が安心でしょう。できれば、治療を経験した患者様の話も聞けるといいですね。

また、歯科医院の設備が整えられているか、安心できる素材が使われているか、清潔感のある院内かなども判断基準に加えるとよいでしょう。

患者様の体質

患者様の体質については個人差があり、できることも限られてしまいます。元々の体質や現在治療中の病気、服用中の薬の影響もある場合があります。ですが、禁煙する、規則正しい生活をする、などといった“できること”を心がけてみるのもよいでしょう。

治療後のメンテナンスへの取り組み方

特に大切なのは、治療後のメンテナンスです。治療前にメンテナンスについてのプログラムについてもしっかり説明してくれる歯科医院なら安心です。毎日の歯磨きで口内を清潔に保つ、強く噛まないなど、自宅で気をつけるべきことと、定期的に検診を受けるなど、歯科医院で行うこととがあります。メンテナンスで何をするのか、どんなところに気をつけるのかなど、具体的に説明してもらうことも、信頼できる歯科医院かどうかの判断材料になります。

こうした点に気をつけて歯科医院を選ぶことで、インプラントをより長持ちさせ、快適に使うことにつながるのです。

過去のインプラントに不具合がある方へ

昔埋めたインプラントがどうもおかしい、不具合があって気になる、などのお悩みのある方は是非、当院にご相談下さい。

当院では、他院で行ったインプラント治療や、過去のインプラント治療の不具合などについても診察を行い、必要に応じてインプラントの除去・埋め直しも数多く行っています。

一日も早く、そして一日でも長く快適な生活が送れますよう、お手伝いいたします。

まずはご相談ください。